に用ゐるは、常の雄松雌松なれども異品に至り
ては、五葉、三葉、一葉の者あり又葉色黄なるあり、
白きあり皆植ゑて玩弄に供するのみ、又一種朝
鮮松と称る者あり、其實食ふべし對馬陸中北海
道に産す、
羅漢松の
形状如何
第十七
狗槙高野槙は羅漢松、金松と称ふれども松の類
とは、懸に異なる物なり、狗槙は、花無くして、實を
葉間に結ふ、其實下大にして紅色なり、上に緑の
小丸ありて、仏像に似たり、高野槙はその實松の
如く、枝に在りなから、上に細葉を生す、紀伊高野
に多し、故に此名あり、又概も材木となれども、扁
□□□□□□□□
○ハ如何
ふち調ぞ
柏、杉に劣れり、
第十八
桐に、白桐梧桐あり、白桐は常に器を作る良材に
して、其花淡紫或は白し、梧桐は、樹の皮青く、其花
細にして青白なり是亦島桐と称して器に作る
其他油桐あり、実より油を搾る、顔桐あり、植ゑて
花を賞す、
第十九