にして、魚類に非ず
第八十九
狭は山中に多し、人家に畜ひて、馴れしむる時は
候ハ何類
と称する
中
能く人語を解して、種々の技芸をなす是他なし
凡垂物は、皆身中に血ありて、肺を以て呼吸す其
中第一等を二掌類とし。第二等を四掌類とし、第
三等を四足類とす、猿猿猩々の類は、即四掌
類にして、大に人に近し故に其性の霊なるも、
人に近きなるべし。
第九十
人種ハ幾
に分つや
人は、動物中の第一等にして即二掌類なり其性
大に他に異なり、故に古より萬物の霊と称す、黄
人白人赤人黒人棕色人の五種に部分すれども
もとより四掌四足の類と変かに同じからす、故
に猴に似るを猴智慧と嘲り獣に似たるを禽獣
行と罵る、若其智猿の如く其行獣の如くはこれ
を第一等といふへからず
北瓜有郷画
讀本巻第三終