かゞきうそく
させんと宋江恋させん
さきにたちさかや人
はいれをつきしたがふ
ぐんびやうおよそ二十
このひろざしきをあけてたべといんぎんにいひ
けるがかの大をとこはかうべをふりかれも
人ばかりみないちやうに
入りけるがこゝに一人の大をとこ
おとひろらるなるおもてざしき
たゞひとりたかあぐらしてさけを
のみてゐたりしがさかやのをどこそこへ
きたりみうるごとき二三十のきやくいち
どにまゐられてとほすべきざしきなしおまへは
ひとりの事なればかしこのせまき所へうつり
きやくならばわれもきやくなり
燕順
われはさきより
こにあるを
あとより
いくたりきたる
ともこの
せきを
としてゐたり
□□□□□□のをとこは
さまりはてなほくことばを
ひくらしてさいさんこれをたのみけるに〳〵
かの大をとここたへていぶやうたとへいくたびいふとてもわ
つや〳〵しやうちならじたゞしわれこのせきをゆづるべき
もの天下にたゞ二人ありそのよのものは天子にまれ
しやうぐんにまれなにをかおそれんふたゝび
くちびるをひるがへさばからきめにあはせん
ぞとにてみまはつてのゝしりけるを燕け
きゝて大にいかりかれがくわごんゆるし
がたしとをどりいでんとしたりしを宋江せいして
手をうごかせずかの大男にうちむかひ
さいさんこへどもかたいぢにてせきを
ゆづらじとならゆづりはうけししかるに
今ごへんのことばせきをゆづるべき人は
宋江
きふの
しよかんを
あつらへられ
今よりたづね
おもふく
なりと
きいて
宋江
すみより五
石勇
天下に二人といふそも〳〵その二人はたれ〳〵
なるぞこゝろみにいひ給へといんぎんにとひかくれば
大男ははつたとにらみなんぢらその名をきく
ならばめくるめきてたふれなん一人はこれ
柴大官人鎮船一人はこれ山東の及時雨強し
宋江明なりといへば宋に燕順を見かへりて
につことゑみをふくみつゝさてもその宋紅はなんぢ
人のころあひたるや〽いなわれふかうにしていまだ
竹その宋江とはそれがし也
をとゝよりきふのしよかんと
きてははなはだこゝろに
かれりいで〳〵それをたま
はるべしといへばその男たち
まちにおどろきあれてはい
なしわれりやうばあり
しんのゑいゆうをわきまへ
そのつみはゆるしなへそれがしつ