しらかやう〳〵とありしことをいちふ
のがたれば宋太公と米清はごくたび
かひはたんじあるひはよろこびてをけさな
○おやこゝろよくくみかはし夜もふけたれば
ややすまんとおの〳〵ふしど人いりけるがやはん
すぐるころなひにおもてのかたさはがしくひしめく
こゑをはるかにきけばつらをおかしにげさつたる
宋江とよひこの家へうへりかくれすむよし
そにんありはやくいでゝとらはれにつけ
さなくは家にふみこみてかない
のこらずいましめんとよばはるこゑの
きこえしかば宋江はおきあがりさては
わが身のわぎはひ也はやいかんともせんか
なしとかくごきはめてありける所へ宋太公は
米清をひきつれてはせきたり人は
しらじとおもひしをいちはやくもそにん
ありてとりてのにんずむかふたりなんぢが
かほを見んことしてかへつてわざはひをかも
せし事みなこれわがおちごなれど
今さらいふともそのせんなしなんぢうらの
こみちをたどりのがるゝたけはのがれて見よと
きいて宋江かうべをふりこゝをのがれ
いでん事はいとやすきににたれども
□□□□□□をたちさらばそのつみ父うへの
のよばんしかじそれがしとらはれに
ふさいをまうしひらがはよもや
よぶまじさすればふたび
すよすがもあるべき
なればじんじやうにとらはれて
おほやけのさいきよをうけ
のちのなんをはらふに
しかすとたましいすえて
申すにぞ宗太平太松は
今さらに後悔
ずれどその
せんなく
宋江がことばに
まかせけり
〇これより宋江とうは札
となりさま〴〵の
くわんくをへてのち
りやう山￣レばくへおもむき
かの山ちんのとうりやうとな
つゞき出板仕候相かはらず御もとめ御らん可被下候
ゐをふるひかつくわんぐんを引うけたゝかひにしやう
りをえて其えいめいめをあくること第廿二へん廿二へん引
伊諸国芳画
日
氷
春
麻笠亭仙果編次
下帙一陽斎豊国画
馬琴女水滸伝十四編と
九編
十編
今様伊勢物語全
笠亭仙果著
歌川貞秀画
春
千介
国字水滸伝廿編
松亭金水訳
歌川国芳画
〆
海
三国志画伝
初編より廿編まで
再版のこらず出来
東都両国吉川町
本錦繪繪製本所
大黒屋平