百合武島百合等の、各種あり、近来殊に紅條と稱
ふる者を貴重す
第四十三
菊の種類
は何に因
て殖えし
内
翁は、夏秋冬の別ありといへども、秋末に開く者
を最とす、其種類多くして、数ふへからず、是また
種て変ずるに因れり、然れども、大抵黄白紫紅の
四種なり、其他貴船翁蝦夷翁、段翁、浜菊等菊の名
を稱すれども皆其類にあらす、
第四十四
蘭は原蘭草の名より出て、香ある草の名となり、
并綱一日
の草はか
何なる草
終に、サ綱一目の草を蘭科と稱するに至れり、其
始は蘭花より起りて桜蘭、葉蘭の如き其類なら
ざる者も、皆稱を冒ふれり、サ綱一目とは雄薬の
直に、雌薬に著ける花をいふ、
水仙の葉
は銭放
科をなす
な
第四十五
水仙は、中古に雪中花と稱せり、花六辨にして葉
四枚一科を為して、根に円き塊あり、重粹の者を
は至玲瓏といふ、其早く開く者、安房の海辺より
来￣ラす、土地暖なるを以てなり、
第四十六