名を美にして諸州より採り集む故に其名一物
にして、数名に及び記するに遑あらず、
蜻蛉の刑
如何
第七十
貝は、又こやすがひといひ、左右に歯あるを以て
又歯がひといふ、支那の古に、貨に用ゐたる介な
り、蚌は又溝がひといふ、形円く長くして、其殻薄
く、外黒くして内青く光りあり、蛤は其文一なら
ず、或は全く黒きあり、烏かひと呼ふ、全く白きあ
り、耳白と稱ふ、蛤蜊、赤貝、幇等殻堅くして雨片合
へる者、皆此類とす、
第七十一
石灰明の
雄！如何
丹頂と銭
難との別
如何
螺類は、其殻左に旋りて、中に肉ある介の、総名な
り、榮螺、辛螺より、田螺に至るまて、皆是なり其口
を蓋ふ物を厭といふ、蠣は螻蠣-蠣-の石あり。
殻を灰として、石灰に代へ、又薬用とし、肉を食用
とす、石決明は海中の石に貼く肉青きを雄と云
ひ褐色を雌といふ、其一種至て小きを鱠と称ふ
第七十二
鶴に種類多し白くして頂赤きを、丹頂と称ふ、又
白鶴、陽鳥あり、鶴鶏は白鶴より小くして、瑣肩白